2025年3月、千葉県千葉市にて、2階建ての倉庫の外壁の石綿含有建材事前調査を行いました。目視調査、サンプリング、分析検査の結果、アスベストの含有がないことが確認されました。
調査概要
調査年月
2025年3月
調査場所
千葉県千葉市
依頼者
増改築・リフォームを行う企業様
調査内容
調査対象箇所
2階建ての倉庫の外壁
使用された調査方法
目視調査、サンプリング、分析検査
調査結果
アスベスト含有の有無
含有なし
分析結果
含有なし
検出されたアスベストの種類
含有なし
写真
採取前写真

採取中写真

採取後写真

調査のポイント
アスベストとは?なぜ事前調査が必要なのか
アスベスト(石綿)は、かつて多くの建築材料に使われていた繊維状鉱物で、吸い込むと健康被害を引き起こすことが知られています。
現在では使用が禁止されていますが、既存の建物には今なお含まれている可能性があります。
改修・解体工事を行う前には、「アスベスト含有の有無」を確認するアスベスト調査が法律で義務付けられており、
アスベストが含有している場合は除去工事または封じ込め対策などが必要です。
本記事では、外壁の撤去に伴い行ったアスベスト調査の流れや調査時のポイントを紹介します。
調査の対象と可能性のある建材
以下の建材が調査対象となりました。
- サイディング:過去にはアスベスト含有製品が一般的に使用されていました。
- 木毛板:木毛板自体は木材の為アスベストは含まれていませんが、表面の塗装材に耐火性、耐水性を高める目的で使用されることがありました。
アスベスト調査方法と流れ
アスベストバスターズでは、厚生労働省や環境省が定める「アスベスト調査ガイドライン」に基づき、以下の手順で調査を実施しています。
- 現地確認(目視による建材の確認)
- 検体採取(サンプル採取)
- 分析(JISA1481に準拠した分析方法)
調査は、有資格者(石綿含有建材調査者)が対応し、適正な方法で行います。
分析結果の概要
アスベストバスターズの分析結果では以下のような層別の分析結果を提出します。
採取した建材のどの層にアスベストが含有されているかが一目で分かります。
調査箇所①
調査箇所:外壁
検体名:壁材(サイディング)
- 層①(塗材):アスベスト含有なし
- 層②(サイディング):アスベスト含有なし
調査箇所②
調査箇所:外壁
検体名:壁材(木毛板)
- 層①(塗材):アスベスト含有なし
- 層②(主材):アスベスト含有なし
- 層③(木質):アスベスト含有なし
調査時の対応と特記事項
調査当日にご依頼主様から工事内容をお伺いし、アスベスト調査が必要な箇所をご提案しました。
その後、該当箇所の検体を採取しています。
採取必要箇所がご不明な場合も専門スタッフが現地で確認・検体採取しますのでご安心ください。
調査対象箇所の資料や写真をご提供いただければ、立ち会いなしでも対応可能です。
また、調査にかかわる書類(調査報告書・分析結果報告書)は、届出に対応できる形式でご提出します。
違反や未届出のリスクに注意
アスベスト調査を行わずに着工した場合、元請業者などに対して罰則が科されるケースがあります。
また、石綿作業主任者などの配置義務や、飛散防止措置も法律で定められています。
よくある質問(【アスベスト FAQ】)
Q. 調査にはどのような資格が必要ですか?
A. 国の定めた石綿含有建材調査者などの有資格者が行う必要があります。
Q. 調査の流れや所要時間は?
A. 現地調査〜報告書提出まで通常1週間程度です。
まずは無料相談・お見積もりから
当社では、アスベスト調査から報告書提出までワンストップ対応しております。
お気軽にご相談ください。