電源設備更新工事に伴う石綿含有建材事前調査

2025年1月、神奈川県横浜市にて、4階建てのオフィスビルの石綿含有建材事前調査を行いました。目視調査、サンプリング、分析検査の結果、クリソタイルのアスベストが0.1-5%含有していることが確認されました。

目次

調査概要

調査年月
 2025年1月

調査場所
 神奈川県横浜市

依頼者
 産業用蓄電池・電源システムの技術サービスを提供する企業

調査内容

調査対象箇所
 4階建てオフィスビルの電気室の床

使用された調査方法
 目視調査、サンプリング、分析検査

調査結果

アスベスト含有の有無
 含有あり

分析結果
 含有率:0.1-5%

検出されたアスベストの種類
 クリソタイル

写真

採取前写真

アスベスト調査における検体採取時の画像のひとつで検体採取前の画像

採取中写真

アスベスト調査における検体採取時の画像のひとつで検体採取中の画像

採取後写真

アスベスト調査における検体採取時の画像のひとつで検体採取後の画像

補修後写真

アスベスト調査における検体採取後の補修時の画像のひとつで補修後の画像

調査のポイント

オフィスビルの電源設備更新工事のため、床を調査・検体採取しました。
採取後の補修に関しては、採取した箇所から粉塵が飛散しないようパテで埋めています。

分析結果

アスベストバスターズの分析結果は、層別の建材の分析結果が分かります。
本件の採取した床面の層別分析結果は以下の通りです。
塗材・・・含有なし
下地調整材・・・アスベスト含有(クリソタイル0.1-5%含有)
下地・・・含有なし

調査の必要性

電源設備の更新工事では既存設備の撤去と新規設置で接地面である床面のアスベスト含有事前調査が必要です。(工事関係箇所の建材が調査対象)
塗材は、防塵などの目的で塗装されていることがあり、事前調査が必要です。
下地調整材は、下地表面の凸凹や、はがれなどのリスクを軽減するために、下地を平面にする仕上げ処理のことで、事前調査が必要です。(他の案件でもアスベストが含有されていることを確認⇒下地調整材にアスベストが含有されていた他案件はこちら
下地材は、純粋なコンクリートにはアスベストは含まれていませんが、それが書面で確認できない場合は調査が必要です。

現地調査の特記事項

ご担当者様は現地の訪問が初めてだったので、工事担当者様と工事箇所の相談をし、アスベストバスターズの専門スタッフと採取箇所を現地で決めています。
・時間の都合などで事前に現場の確認ができない
・書類が残っていないため、具体的な調査箇所が分からない
・時間が無いので、すぐに採取に来て調査結果がほしい
上記の場合でもアスベストバスターズはすぐに採取にお伺いし、迅速に報告書をお送りいたします。
まずはアスベストバスターズにお気軽にお問合せください。
問合せフォームはこちら

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ライター情報

アスベストバスターズ編集部は、アスベスト調査・除去に関する専門的知識を提供する編集チームです。
読者が直面するかもしれない問題に対処し、安全な作業環境を保証するための実用的なアドバイスと正確な情報を提供することを使命としています。アスベストバスターズ編集部は、アスベスト関連の最新情報を分かりやすく解説し、読者に信頼される情報源であり続けることを目指しています。

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