2024年4月、東京都板橋区にて、5階建ての営業所ビルの石綿含有建材事前調査を行いました。目視調査、サンプリング、分析検査の結果、クリソタイルのアスベストが0.1-5%含有していることが確認されました。
調査概要
調査年月
2024年4月
調査場所
東京都板橋区
調査内容
調査対象箇所
5階建て営業所ビルの外壁
使用された調査方法
目視調査、サンプリング、分析検査
調査結果
アスベスト含有の有無
含有あり
分析結果
含有率:0.1-5%
検出されたアスベストの種類
クリソタイル
写真
採取前写真
採取中写真
採取後写真
調査のポイント
高圧ケーブルの配管の打ち込み工事の為に、外壁を調査・検体採取しました。現地では外壁の塗材から下地材までを採取し、分析機関にて分析しています。本件ではアスベストが含有されていましたが、含有の建材に関しましては次の通りです。
外壁は以下の積層構造になっております。
”塗材⇒不含有、主材⇒不含有、下地調整材⇒含有、下地材⇒不含有”
こちらの外壁では下地調整材に含有され、他の建材には含まれていませんでした。下地調整材は塗りムラをなくす為の建材です。他の案件でも外壁では下地調整材に含まれている事が多くあります。
アスベストバスターズの報告書の分析結果では今回の様な積層構造の検体については以下の情報を明示しています。
①どの建材にアスベストが含有されているか(もしくは不含有か)
②含有されている場合のアスベストの種類(クリソタイルなど)
③含有されている場合のアスベストの含有割合
アスベストは外壁の内の一部の層に含まれている事もあり、調査結果としてその辺りも分かりやすくご報告します。