高圧ケーブル新規配管工事に伴う石綿含有建材事前調査

2024年12月、東京都足立区にて、3階建ての工場の外壁の石綿含有建材事前調査を行いました。目視調査、サンプリング、分析検査の結果、クリソタイルのアスベストが0.1-5%含有していることが確認されました。

目次

調査概要

調査年月
 2024年12月

調査場所
 東京都足立区

依頼者
 電気設備の設置工事を行う企業様

調査内容

調査対象箇所
 3階建ての工場の外壁

使用された調査方法
 目視調査、サンプリング、分析検査

調査結果

アスベスト含有の有無
 含有あり

分析結果
 含有率:0.1-5%

検出されたアスベストの種類
 クリソタイル

写真

採取前写真(アスベスト含有建材)

アスベスト調査における検体採取時の画像のひとつで検体採取前の画像

採取中写真(アスベスト含有建材)

アスベスト調査における検体採取時の画像のひとつで検体採取中の画像

採取後写真(アスベスト含有建材)

アスベスト調査における検体採取時の画像のひとつで検体採取後の画像

採取後写真(アスベスト不含有建材)

アスベスト調査における検体採取時の画像のひとつで検体採取後の画像

調査のポイント

高圧ケーブルの新規設置工事のため、外壁2箇所の検体採取を行いました。

採取対象箇所に関してはご依頼時では決まっていなかったため、現場で工事のご担当者様に工事箇所をお伺いし採取箇所を決定しています。工事対象の外壁は1面のみでコンクリート部分とALC部分の2種類に分かれており、どちらも工事対象でした。そのため、コンクリートとALCの2箇所を採取しています。
画像で見ると、白の塗料がALC部分で、その下のグレーの塗料がコンクリート部分です。

分析の結果、コンクリート部分からはアスベストが検出されず、ALC部分からアスベストが検出されました。
以下アスベストが検出されたALC部分の層別分析結果です。

塗材+主材(不含有)
主材(クリソタイル0.1-5%含有)
ALC(不含有)

ALC部分の層別の分析結果により塗材にはアスベストは検出されず、壁面に模様を作る役割の主材からアスベストが検出されています。

今回のように同一壁面ですが建材が異なっている場合、2箇所の採取・分析が必要です。また分析結果としても片方にのみアスベストが検出されているように、仮に同一時期の建材であってもアスベストが入っているかどうかは書類確認もしくは製品確認が取れない場合、目視で判別する事はできず、分析をしないと分かりません。
採取箇所の選定から分析・調査結果の報告まで迅速に対応致しますのでアスベストバスターズにお問い合わせください。

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ライター情報

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