2025年9月、東京都千代田区のオフィスビルにおいて、内装工事に先立つアスベスト事前調査(一次スクリーニング+サンプリング)を実施しました。採取した試料はJIS A 1481-1に準拠した偏光顕微鏡法で分析し、結果、11階の天井材および床材はすべて「アスベスト含有なし」と判定されました。調査は有資格の建築物石綿含有建材調査者が対応し、法令に基づき迅速に報告書を作成しました。
調査概要
調査年月
2025年9月
調査場所
東京都千代田区
依頼背景
11階フロアの内装工事に伴い、工事影響範囲となる天井材および床材のアスベスト含有有無の確認が必要となったため。
調査内容
調査対象箇所
A室:天井材(岩綿吸音板・石こうボード等)、床材(カーペット・接着剤)
B室:床材(カーペット・接着剤)
使用調査方法
現地目視・層別観察、サンプリング、偏光顕微鏡による定性分析(JIS A 1481-1準拠/必要に応じ灰化・酸処理実施)
調査結果
アスベスト含有の有無
全3検体において含有なし
検体No.1(天井材)
採取場所:11階 A室 天井
判定:含有なし
検体No.2・3(床材)
採取場所:11階 A室およびB室 床
判定:含有なし
写真
以下は、天井材採取時の採取前・採取中・採取後の記録写真です。
天井材 採取写真
天井材 採取前採取中写真

採取後写真

調査のポイント
依頼の経緯
テナントフロアの内装改修に伴い、天井の解体、床材の剥離作業が発生するため、石綿障害予防規則に基づく事前調査が必要になりご依頼されました。特にオフィスビルでは、複数の層で構成された建材が多いため、層別分析による正確な判定が求められます。
岩綿吸音板や床材の接着剤にアスベストが含有する可能性
本件では「含有なし」となりましたが、古いオフィスビルで使用されている天井の岩綿吸音板や、床のカーペットを固定する接着剤には、過去にアスベストが配合されていた事例が数多くあります。特に、防火・断熱性能を高める目的や、建材の強度を補強する目的で使用されていました。
また、天井の岩綿吸音板は天井ボードが2枚貼りになっているケースも多く、奥にある石膏ボードと併せての調査が必須です。
分析結果の詳細
検体No.1(A室 天井材)
・層1:塗材(乳白色)・・・含有なし
・層2:岩綿吸音板(ライトグレー色)・・・含有なし
・層3:紙質(ライトグレー色)・・・含有なし
・層4:石こう(白色)・・・含有なし
検体No.2・3(A室およびB室・床材)
・層1:カーペット(緑色等)・・・含有なし
・層2:接着剤(灰色等)・・・含有なし
現地調査のポイント
維持管理が重要な諸室での調査であったため、目立たない箇所から最小限のサイズ(100円玉程度)で試料を採取しました。採取時には周囲を適切に養生し、採取後の補修も丁寧に行うことで、施設運用に影響を与えないよう配慮しています。
本件ではパーテーションを設置する予定箇所を事前にお伺いし、その箇所で検体採取しました。
工事される箇所から採取することで、工事後には全く採取箇所が目立たなくなります。
テナント様への配慮もありますので、アスベストバスターズの専門スタッフが責任を持って採取箇所をご提案します。
アスベストバスターズでは、官公庁関連施設や大規模オフィスビル等の複雑な内装改修に伴うアスベスト事前調査も数多く行っており、経験豊富なスタッフが柔軟に対応いたします。
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