2024年9月、東京都世田谷区にて、産業用蓄電池・電源システムの技術サービスを提供する企業様よりご依頼いただき、電源設備更新工事に伴う電源装置土台部分の石綿含有建材事前調査を行いました。目視調査、サンプリング、分析検査の結果、クリソタイルのアスベストが0.1-5%含有していることが確認されました。
調査概要
調査年月
2024年9月
調査場所
東京都世田谷区
依頼者
産業用蓄電池・電源システムの技術サービスを提供する企業
調査内容
調査対象箇所
電源設備更新工事に伴う電源装置土台部分
使用された調査方法
目視調査、サンプリング、分析検査
調査結果
アスベスト含有の有無
含有あり
分析結果
含有率:0.1-5%
検出されたアスベストの種類
クリソタイル
調査後の対応:推奨される対応策
調査の結果、コンクリート状の下地調整材にアスベストが含まれておりましたので、除去工事もしくは飛散防止対策をしたうえで工事を実施していただくようご提案しました。
写真
採取前写真
採取中写真
採取後写真
調査のポイント
コンクリートのように見える素材でも、アスベストが含まれている可能性があるため、素材の視覚的な識別だけに頼らず、適切なサンプル採取が必要です。特に改修歴のある建物や古い建築物では、下地材や断熱材、接着剤にアスベストが使われている場合が多いです。
建物全体のうち、特にリスクの高いエリア(例えば、老朽化が進んでいる部分、以前に大規模な修繕が行われたエリアなど)を優先的に調査します。調査対象エリアの選定は、建物の使用歴や修繕履歴を踏まえた上で行うことがポイントです。